歴史について
カギが何時の時代から使われていたか、ご存知ですか?
カギには実は結構長い歴史があるのです。
一番最初の鍵は紀元前2000年まで遡ることができます。
地球最初のカギとして現時点で判っているのはエジプト錠と呼ばれるものです。
これは木製のカギです。シンプルなものと思うかもしれませんが、実は構造は結構複雑でした。きちんとカギとして機能していたもののようです。
それから次の時代に現れるのは紀元前1000年ごろのことです。ギリシャで紐や綱を使ったカンヌキのような仕組みが作られていました。
複雑な結び目を作っておき、家主以外は解くことができなくなっているのです。ちょっとでも結び目がおかしくなっていたり、元通りでなかったら誰かがいじったということがわかりますね。これも確かにカギと同じ仕組です。
もちろん、セキュリティ上安全かというとまだ未発達ではあります。しかし、何かを守る、施錠するというシステムはこのころから出来上がっていたのです。
時代が変わるとさらに強固なものが生まれてきます。パラノス錠というものです。そしてローマ時代になると今度は鉄製の丈夫なカギも誕生します。これは現在の南京錠タイプのものです。ローマ時代はこのカギを指輪のように指にはめてつかっていたのだそうです。